IEの後継ブラウザ「Edge」が、2019年にChromeなどと同じ「Chromium」ベースに置き換わるとニュースが流れました。
これは、ブラウザの規格が一つ減ることとほぼ等しくて、サイトデザインの上でとても助かります。
EdgeはIEほどではないものの、現時点においてCSS3への対応が十分ではないので、個人的に嬉しい知らせです。
これからのサイト作りが楽になると喜んでいるのですが、反面、今後も残り続けるIEのことが気になります。
IEのバージョンは11で長らく止まっていて、最近のウェブの規格への対応も不十分です。
IEへの対応を考え続ける限り、サイトデザインの制約は大きくなってしまいます。
ですが、こと個人サイトのデザインに関しては、IEを切り捨ててもいいかと思うようになりました。
以前はサイトデザインに関して、「クロスブラウジング」という言葉が声高に唱えられていました。どんな閲覧環境でも同じに見えるよう設計することを指しています。
今もこの精神にのっとるなら、IEでも同じように見えるよう設計すべきなのですが、果たしてそこまでする必要があるのかと。
IEでなければサイトを閲覧できない環境は、もはや存在しません。その端末には、必ずChromeなどの別ブラウザをインストールできます。ならば「どんな端末でも、何らかの手段を講じれば閲覧できる」ようにさえしておけばいいのではないかと。
そう思うようになりましたので、次にサイトデザインを変えるときには、IEは対応から外します。その代わりに、今より少し華やかなデザインにしてみようと思います。
ただしこれは、あくまで個人サイトの話です。
少しでも多くの売上を得る必要がある商用サイトや、IEでなければ動かない業務用アプリケーションの場合は話が別ですので、その点を書き添えさせていただきます。
2018年12月22日 00:00 カテゴリー:雑記