第468回:お召列車

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第468回:お召列車

 お召列車。皇室用として使われる、専用列車です。

 これに使われる新型車両が完成して、写真がネットにアップされ、私を含めたマニアの間で話題になっています。

 新型車両登場の発端は、これまで使われていた2種類の専用車両がいずれも古くなったことのようです。そのためか、最近では使用実績もなかったそうです。

 従来の専用車両は、いずれも国鉄製だったので、国策で購入することができていました。ですが分割民営化から20年経ったJRでは、いったいどのような名目で資金を用意するのか注目されていました。皇室のために民間会社が出費するのは適切なのか? という疑問がささやかれていたわけです。

 その答えは、既に3年前に表明されていました。

 「ハイグレード車両」と「特別車両」の製作計画(概要)について:JR東日本プレスリリース(PDFファイル)

 内容を見ると、皇室専用ではなくて、一般利用にも供する計画のようです。別世界だったような列車に、これからは乗れる機会があるようです。

 なるほどこれなら、皇室専用車両への投資は極小に抑えられます。でもこの「特別車両」だけは、一般人が利用できる機会はないのでしょうね。ちょっと残念な気もしますが、そういう特別な存在があってもいいかと、己のマニア的思考回路は告げています。

 有志の方々がアップされている実車の写真を拝見すると、先代の「1号御料車」やその牽引機関車「EF58 61号機」のように、あずき色がベースで渋いです(その艶からみて、特別な重ね塗りがされているのは間違いありません)。また、写っていた車番から判断するに、車両の名称は「E655系」のようです。おそらく、このキーワードで検索すれば、たくさんの画像が見られると思います。ただし「特別車両」だけは、自動車メーカーの公道テストの時のように、厳重に包装されて隠されていました。早くこの姿も見てみたいものです。

 今回はまた久しぶりになりましたが、さらっとラフ書きをしましたので、添えさせていただきます。

ラフ描き

2007年7月 8日 00:20 カテゴリー:雑記

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