世界と黒天王・登場人物
ジョー(セイリーズ・ジョージフ・ドルトン) Joe (Thares Joseph Dalton)
本編の主人公。
ゼプタンツという国の王で、身長2メートルを超す巨漢です。
かつて仲間とともに旅を重ね、世界の危機を救った経歴を持ちます。その際、戦士に与えられる最高位の称号「運命の戦士(フェイタル・ウォーリアー)」を授かっていますが、普段はまるで別人の体たらくです。
また、神が作ったという伝説の黒い武具を手に入れていますが、普段はそれを身にまとうこともありません。
その性格は豪放で、まるで腕白小僧がそのまま大人になったようです。
ですが不用意に腕力を振るうことはなく、今の旅のパートナーであるランスですら、彼の本当の実力を直接目にしたことはありません。
ランス・ダーウィン Lance Darwin
ジョーの幼なじみです。
童顔で、優しい雰囲気のする青年です。
背負った大剣と方盾がなければ戦いの雰囲気を感じさせない容貌ですが、「救世者(セイビアー)」の称号を持つ救国の英雄の一人で、それにふさわしい力量を持っています。
もっぱら白兵戦を身上とするジョーと違って、神聖魔術も使いこなします。
奔放なジョーと性格がまるで違うにもかかわらず、相性はいいようで、足りない部分を補い合いながら様々な困難を乗り越えてきているようです。
クローディア・グランサム Claudia Gransam
ジョーやランスが旅の中で出会う人物です。
「西方の聖者」と呼ばれ、彼女の出身国であるアリミア王国では数々の名声を残してきています。
称号の幼い顔立ちをした少女で、人々はその称号とかけ離れた姿に驚くことがしばしばです。
高度な魔術を操り、武術にも精通しています。
思慮深くて正義感が強く、悪に屈さず気丈に振る舞います。
そんな無敵に近い能力を持った彼女がジョーやランスと出会うことで、今回の物語は始まります。