4) レベルアップについて

レベルアップヘの必要経験値

 キャラクターが積んだ経験を数値化したものが経験値です。

 経験値が一定の値に達すると、無条件でレベルが上がります。

 レベルアップするのに必要となる経験値は、下の表1のとおりです。

 以下のレベルアップの作業は、次のレベルアップヘの必要経験値に達した際、上がったレベルの分だけ1回ずつ行ってください。

表1 必要経験値表

到達レベル 初級戦士系 初級術者系 上級戦士系 上級術者系

レベル2

1,000

1,200

1,600

1,400

レベル3

2,000

2,400

3,200

2,800

レベル4

3,000

3,600

4,800

4,200

レベル5

4,500

5,400

7,200

6,300

レベル6

6,700

8,100

10,800

9,400

レベル7

10,000

12,100

16,200

14,100

レベル8

15,000

18,100

24,300

21,100

レベル9

22,500

27,100

36,400

31,600

レベル10

33,700

40,600

54,600

47,400

レベル11

50,500

60,900

81,900

71,100

レベル12

75,700

91,300

122,800

106,600

レベル13

113,500

136,900

184,200

159,900

レベル14

170,200

205,300

300,000

239,800

レベル15

255,300

300,000

400,000

350,000

レベル16

350,000

400,000

500,000

450,000

レベル17

450,000

500,000

600,000

550,000

(前のレベルの必要経験値に100,000点ずつ加算)

レベル36

2,350,000

2,400,000

2,500,000

2,450,000

レベル37

2,500,000

2,550,000

2,650,000

2,600,000

(前のレベルの必要経験値に150,000点ずつ加算)

レベル50

4,450,000

4,500,000

4,600,000

4,550,000

(前のレベルの必要経験値に200,000点ずつ加算)

成長処理

 ここからは、キャラクター・シートのデータの書き換えについて解説します。

レベルの書き換え

レベルの値を1上げたものに書き換えてください。

一度に複数レベル分上昇する場合は、その最終的なレベルを書き込んで構いませんが、以下の各処理は1レベルアップ分ごとに、1回ずつ行ってください。

特性値の上昇

各特性値は、それぞれ

 1D3+(その特性値の上昇値)

だけ上昇します。

この1D3は、特性値ごとに個別に振ります。つまり、8回ダイスを振ることになります。

回避値の書き換え

回避値は(特性値)÷10で求めます。(最大18)

変更の必要がある場合は書き換えてください。

修正値の変更

修正値の求め方は、キャラクター作製時と同じで、次のとおりです。

変更の必要がある場合は書き換えてください。

攻撃力修正

(筋力)÷5

敵判別修正

(知恵)÷5

ディスペル修正

(信仰心)÷5

MP修正

(精神力)÷2

HP修正

(生命力)÷2

命中率修正

(敏捷度)÷5

交渉率修正

(幸運度)÷5

統率力

(魅力)÷20

目標経験値の書き換え

上記の表1「必要経験値表」を参照して、次のレベルアップに必要となる経験値を、経験値欄の右側に書き直してください。

HP・MPの計算

(LV)D10+(HP修正)が最大HP、

(LV)D10+(MP修正)が最大MPになります。

ダイスは別個に振ってください。

ただし、この値が以前の値を下回った場合は、以前の値に+1したものが新しい値になります。

(つまり、レベルアップでHPやMPが下がることはありません)

技能値の上昇

1D100を、技能ポイント欄の数値に加えます。

各技能へのその値の振り分けや、新たな一般技能の修得が可能です。(「6)行動判定」を参照)

ただし、各技能値に加えられるポイントは、一度に20ポイントまでです。

特殊能力欄の書き換え

特殊能力の求め方は、キャラクター作製時と同じです。

必要があれば求め直してください。

快打

フェンサーはLV×3%(最大30%)、他のクラスはLV%(最大10%)

昏倒打

ファイターはLVX2%(最大20%)、他のクラスは0%

致命打

エクスパートはLV%(最大10%)、他のクラスは0%

攻撃回数

パラディンは(敏捷度)÷50+1(最大5)、他のクラスは(敏捷度)÷50+1(最大4)

不意討ち

アーチャーは(幸運度)÷10+(統率力)%、他のクラスは0%

渾身の一撃

ウォーリアーは「あり」、他のクラスは「なし」

流儀

ナイトは「あり」、他のクラスは「なし」

防御力

バトラーは+LV、他のクラスは+0

移動力

ランサーは(敏捷度)÷50+3、他のクラスは(敏捷度)÷50+2

敵判別

ウォーロックは(敵判別修正)+50%(最大90%)、他のクラスは(敵判別修正)%(最大90%)

抵抗力(毒等)

ソーサラーは+20%、他のクラスは+0%

抵抗力(魔法)

クレリックは+20%、他のクラスは+0%

解呪

セイントは(ディスペル修正)%、他のクラスは0%

ディスペル

ビショップは(ディスペル修正)%、他のクラスは0%

鑑定

セイジは(知恵回避値)×3%、他のクラスは0%

罠判別

ハーミットは(知恵回避値)×5%、他のクラスは(知恵回避値)×3%

罠解除

モンクは(幸運度回避値)×5%、他のクラスは(幸運度回避値)%

偵察

ドルイドは(幸運度回避値)×4%、他のクラスは(幸運度回避値)%

言語の習得

未知の言語を習得できるかどうかをチェックします。

主な言語の種類は、下の表2のとおりです。

このうちから未習得の言語を1つ選んで、1D100を振ってください。出目が知恵の回避値以下なら習得成功で、言語欄にその言語を書きます。

出目がそれ以外なら習得は失敗です。

戦闘用能力の書き換え

次の内容を参照して、基本命中率、攻撃力、回避率、防御力を書き換えてください。

(計算方法は、キャラクター作製時と同じです)

基本命中率

LV×5+50

+(命中率修正)

+(あれば武器の命中率修正)

+(統率力)(%)

(ただしドワーフは5%を、ミナンスロープは10%を、それぞれこれに加えます)

攻撃力

(武器の攻撃力)

+(攻撃力修正)

+(統率力)

回避率

LV×5

+(命中率修正)

+(あれば防具の回避率修正の合計)

+(統率力)(%)

(ただしドワーフは5%を、ミナンスロープは10%を、それぞれこれに加えます)

防御力

(防具の防御力の合計)

+(あれば特殊能力「防御力」の値)

+(統率力)

呪文の習得

呪文は、レベルの上昇に伴って自動的に習得されます。

初級術者系クラスの者やドルイド・モンク・ハーミットは、あるレベルに達すると、そのレベルの数と同じNo.までの呪文を使えるようになります。

(No.は、「12)呪文解説」にある呪文一覧表の最左列に記してあります)

また、それら以外の呪文を使えるクラスの者は、呪文一覧表のLVの欄の数字が、その呪文の習得レベルになっています。

いずれのキャラクターの場合でも、使える呪文の最大No.を、キャラクターシートに書いた呪文系統の横に( )付きで書いておいてください。

流儀の習得

流儀の習得は、呪文の習得と同じようにして行います。

「13)流儀解説」にある流儀一覧表のLV欄の数字が、習得レベルの値になっています。習得した流儀の名前は、キャラクターシートの「流儀、独自の技・術」欄に書き留めておいてください。

表2 言語表

人間の言語(国名については第3章「世界解説」を参照)

アルデリア共通語

フォルテンガイム連合王国などの、アルデリア大陸にある国で使われています。

フィノス語

ラスナマイス大陸の国で使われています。

エンティシア語

北エンティシア・南エンティシア両大陸にある国および、メイルンデシア共和国で使われています。

アリミア語

アリミア王国で使われています。

ワーデンハルト語

ワーデンハルト王国・エドファシア帝国・ローレンジーム公国・オルタニア王国・ネオランド王国で使われています。

サウザシア語

サウザシア大陸の国で使われています。

ファイデルシア語

ファイデルシア共和国で使われています。

ヴァリアンティア共通語

アムソラート王国・バルレイン帝国・エリグティース連合王国・レイタス共和国で使われています。

人間以外の種族の言語

エルフ語

エルフおよびハーフエルフの言語です。

ドワーフ語

ドワーフの言語です。

ミナンスロープ語

ミナンスロープの言語です。

竜語

ドラゴン・ワイバーンなどの、竜族の言語です。

妖精語

妖精族のうち、エルフ・ドワーフ・ミナンスロープ・ハーフエルフ以外の種族の言語です。

鬼族語

オーク・ゴプリンなどの、鬼族の言語です。

魔族語

デビル・デーモンなとの、悪魔族の言語です。

巨人語

ヒル・ジャイアントなどの、巨人族の言語です。

リザードマン語

リザードマンの言語です。

精霊語

シルフなどの、精霊の言語です。

神聖語

神々や天使などの、天界に属する者の言語です。