子供を連れて今日、映画プリキュアドリームスターズ!を観てきました。
5か月ぶりのプリキュア映画、楽しみにしてました。
結論から書くと、すごく爽やかな余韻が残って楽しかったです。子供も私も大喜びでした。
登場キャラを絞っての新展開、掛け合いが深くて、そして頭に入ってきやすかったです。登場しなかったキャラの出番は別の場所でと割り切って、そのぶん狭くて深い描写を志向した手法、大成功だと思います。尺を伸ばせない子供向け映画の制約のもと、ベストな英断だと思いました。
ストーリーの構成も、プリキュアがしっかり活躍しながら、その実しっかりとサクラ・シズクの話になっているのがよかったと。すごく難しいバランスを自然に見せるのって、すごいスキルだと思いました。
ドロー系の絵とCGの違和感もなくて、双方がすごく調整したんだと思いました。「映画ハピネスチャージプリキュア!」の流れを引いた、エアブラシを効果的に使った作画。そして豊かな表情やポーズにさらに磨きがかかったように思えるCG。どちらも素晴らしいクオリティでした。限られた時間で、よくこれだけの仕上がりをと、苦労に頭が下がる思いでした。
CGは視線誘導が巧みで、観客の視線を画面のひとところに長くとどめず、そして注目ポイント以外もしっかり描き込まれていて。場面に応じた複数の画風も、そうきたかと思いました。
ドローのイラストも全編綺麗で、そして「あれ、ここはCGかな」と思わせるようなテイスト、すごかったです。フローラの振り向きアップ、今までのプリキュアで一番心に残る作画で、ゾクゾクきました。
子供へのサービスとして、緊迫のシーンに程よく挟まれた和みの要素。そして大人へのサービスとして、過去作品へのオマージュも散りばめられていて。スイプリ推しとして、映画のメロリズのごときホッチキスのシーンや、「30分で世界を救う」を思わせる「30秒でやっつける」で、ニマニマさせていただきました。
木村佳乃さんや山里亮太さん、そしてライスのお二人の演技も素敵で。和風を前面に出した世界に向けるコンテンツも爽快で。そして温かくて。
ゴープリのみんなが揃っているところや、まほプリのみんなが楽しく過ごしているところも、とびきりのご褒美状態で。ゆいちゃんとか校長とか、書けばきりがない状態で。見どころいっぱいの映画でした。
いつもは騒がしい下の子も、食い入るように静かに見入っていて、そこからも作品のパワーを実感できました。
帰りの道中にも、楽しかったことをいっぱい聞けましたしね。
という次第で、いろいろ思い出しながら、主題歌のCDをかけて爽やかな余韻にひたっています。
ブルーレイ購入も当然ながらけってーいです。
2017年3月20日 13:05 カテゴリー:雑記