今回は、ゴールデンウィークから使い始めた液タブのことを。
まず最初に、ゲットに踏み切るきっかけをくださったたかいしさんに、感謝の言葉を。ありがとうございます!
デジ絵描きなら、きっと誰もが気になる液タブ。もちろん私もずっと前から気になってました。ただ、10年以上も板タブに慣れてきた中で、あえてあの額を出して乗り換える必要があるのかと、ずっと尻込みしてたのが正直なところです。
ここ数年は慢性的な金欠状態で、選択肢からも外してしまっていたところでした。
転機になったのは、4月26日のレイフレ12のアフター。そこでのお話で、たかいし ふうさんから液タブを半月ほどお借りできることになりました。
おりしも時期は連休前。試す時間は存分にありました。ちょうど新刊の原稿も線画に入ったところで、ありがたいチャンスでした。
梱包していただいた液タブを宅急便で受け取らせていただいて、いざワクワクの試用。
機種は「Cintiq Companion」。Windows8.1搭載の、13.3インチ・スタンドアロン仕様です。
ありがたいことにクリスタのインストール済状態で、たかいしさんのクリスタ原稿も入れていただいていて、参考にしながら描かせていただきました。蛇足ですが、新刊では、5~9ページの線画が試用中のものです。
やはり便利なものだというのが感想でした。
ペン先とカーソルが少しずれるのが難解そうとか、食わず嫌い的な先入観も、使ってみるとあっさり吹き飛んで。画面の端のほうはうまくペンで扱えませんが、そこはマウスを併用すればいいわけで、普通の描画自体は至ってスムーズ。
長年使った板タブと比べて、試用中で線画ペースが倍近くに。すごく楽です。あと、タッチ機能(手のひらツール・拡縮・回転)が直観的に使えて便利です。
これはもう買うしかと、小遣いを前借りして、返却前に自分用を購入しました。
私が買ったのは「Cintiq Companion Hybrid」。PCのモニタと併用する前提で、PC接続が可能な機種にしました。Android内蔵型ですが、これは今まで使ったためしがありません。非内蔵の「Cintiq 13HD Touch」より安かったからというだけの理由で選びました。
到着後、たかいしさんのマシンと並べて写真を。つぎの画像は、上がたかいしさんのCompanion。下が私のCompanion Hybridです。一見同じですが、実はHybridのほうがミリ単位で大きかったです。不思議な仕様変更。
その後、たかいしさんの液タブは、お礼の画像を仕込んで返送させていただきました。たかいしさん、貴重な機会をいただき、ありがとうございます!
そしてそこからは液タブで原稿を進めて、今に至ります。新しい環境に慣れながらの作業でししたが、山ほど描いていい経験になりました。これからも素晴らしい相棒としてまいります。
2015年9月21日 15:45 カテゴリー:雑記