第653回:起動高速化

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第653回:起動高速化

 会社で使っているノートPCを、新型に換えていただきました。

 Core 2 Duo(P8700)を積んでいて、とても快適です。

 それまで起動に15分かかっていたのが嘘のようです。今は1分強で起動完了です。ちなみに終了は10秒強。

 ......なんで自宅PCの起動は遅いんだろう。

 クアッドコアがWindowsの起動には無意味だとは知っていても、型落ちもしてないCPUで起動2分半は、あんまりではなかろうか。この違いは何だろう。

 と思ったので、いろいろ試してみました。

スタートアップの整理

 「スタート」→「ファイル名を指定して実行」→「msconfig」で、サービス・スタートアップのチェックを外して整理。削りすぎてうまく起動しなくなったら、チェックを戻して様子をみます。

BIOSの設定変更

 起動時に行う機器構成チェックに、かなりの時間がかかりますので、チェック項目を極力減らします。起動時にDELキーを押してBIOS設定メニューを出して、機器接続のない端子を認識外に設定します。とことん。

 とくにIDE端子を使っていない場合、この端子を使用不可に設定すると、かなり違います(私は使ってるので無理ですが)。

不要なネットワークドライブの切断

 今回の作業で、一番効いた項目です。

 プリンタをインストールしたとき、そのカードリーダーをLAN経由で読めるよう、リーダーにネットワークドライブが割り当てられていました。

 ですがプリンタの電源がオフのときは、このドライブが認識不能になって、起動時にPCが延々探しに行きます。

 なので、エクスプローラでこうしたドライブを右クリックして切断してしまえば、ドライブを探す時間がなくなって、起動時間が一気に縮みます。

システムドライブの整理

 Windowsを入れているドライブに、不要なアプリケーションやデータがあると、起動時のウイルスチェックに時間がかかる傾向があります。

 極端な場合はシステムドライブの残容量が少なくなって、ディスクスワップが発生して、一挙に起動時間が遅くなります。

 そこで、不要なアプリケーションをアンインストールするとともに、データを別ドライブに待避させました。作業の結果、500GBのHDDの空きが、100GBから420GBまで増えました。

 これらをやってみた結果、起動時間が1分縮んで、1分半になりました(HDDランプの常点灯状態が落ち着くまで)。IDE端子を使わないようにすると、あと10秒縮みます。

 自作機の場合は、ビデオカードが外付けの場合が多くて、この起動テストに時間がかかるので不利です。なので、このぐらいで及第点と思うことにします。

 これ以上を目指そうと思うと、Windows7にしてSSD搭載ぐらいかな、と思うのですが、何かよい方法をご存じでしたら、教えてくださいますと嬉しいです。

2010年4月24日 18:00 カテゴリー:雑記

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