お盆の週末にかかる行程で、小豆島に行ってきました。
この夏もどこかに旅行したいなと思い、でも子供が小さいので遠くは避けて、行き先を決めました。
学校のゼミ合宿以来で、もう随分経ってしまいましたが、久しぶりにあちこち見てきました。
いつものように、撮って出し画像とともに道中を紹介します。
家から50kmほど車で走って姫路港に行って、そこからフェリーで車ごと島に行きました。
帰省ラッシュをかわすために、休暇を取って金曜日出発にしたのですが、既に西行きの加古川バイパスは大渋滞。余裕を見ていなかったら、船に乗り遅れるところでした。
写真は姫路港のターミナルで、以前に撮影していたものです。当日は帰省や行楽の人でごった返していました。
ちなみに、この写真を撮ったときの資料をもとに、近日公開予定の絵を描いています。ここから出る小豆島行きの船を意識しながら、それをテーマに盛り込んで描きました。よもやその時点では、こんなに早くここを再訪するとは、そして小豆島に渡るとは思っていなかったのですが。
乗り込むときに、係員さんから新造船だと聞きました。今年デビューした船で、とても綺麗な内装でした。綺麗な甲板で、航跡を見ながらのんびりしてました。もっとも、ほとんどの時間は下の子が騒いで大変だったのですが。
2時間弱の船旅を経て小豆島の東側、福田港に上陸。まずは国道で南側のオリーブビーチを目指しました。そこに車を止めて、渡し船で対岸の「二十四の瞳映画村」へ。
小説にも描かれた入り江を、ゆったりと渡りました。
写真は帰りの渡し船からの風景ですが、往復とも色鮮やかな景色を楽しめました。
映画村に着いたら、無料のボンネットバスで、少し離れた「岬の分教場」へ。映画村にも分教場のセットがありますが、こうして移動すれば、モチーフになった本来の校舎を見ることができます。
小説に描かれたのは、昭和初期から終戦後ほどない頃まで。つまりそれ以前の校舎ということになります。教室の中も、郷愁いっぱいですね。
実は私自身も、ほぼこんな雰囲気の中学校で学んだのですが。
映画村に引き返して食事をした後、オリーブビーチに戻って再び車で移動。
今度は山に分け入って、「中山千枚田」の棚田を見に行きました。
写真右側の繁みにある「こまめ食堂」は、昔ながらの建物で天然水で炊いたおにぎりなどを食べられる、かなり有名な食堂です。翌日に改めて訪ねて昼食をいただいたのですが、食べ終わった頃には周囲は駐車だらけになって、店前にもかなりの行列ができていました。
続いて、いったん西の海辺の土庄(とのしょう)に出て、世界一狭い海峡を渡りながら島の西側を一周してからホテルに。
夏らしく熱い夕日を浴びながら、ホテルでバーベキューをいただいて一泊しました。
翌日は雨でした。雨が降るようになると、真夏も終わりですね。
チェックアウトの後は、再び山に分け入って、野生の猿を見ながら高度を稼いで寒霞渓(かんかけい)へ。ちなみにここは、最初に指定された国立公園の一つだそうです。
写真が意味不明な状態になってますが、白いのは霧です。視程は30mあるかどうか。心の目で眼下を見物して引き上げました。
その後は、まだ行っていなかった島の北側の海岸線を回って、もとの福田港へ。
お盆のラッシュと逆方向の船に乗って、ゆったり帰ってきました。
急がず詰め込まずの、ある意味贅沢な旅行でした。
次も家族旅行は、近場にしようと思っています。近場で回数を稼ぐ作戦で。
ちなみに私自身の次の旅行は、11月の東京行きの予定です。
久しぶりに一人旅で出かける予定です。何をするかは決めているのですが、何で行こうかはまだ考え中です。
2012年8月12日 22:55 カテゴリー:写真