前回の内容を引き継ぎながら、今回は連載小説の話も絡めて。
キャラクター・ジェネレータのβ版作成に時間がかかった理由、そしてTRPG人物紹介の再開に手間取った理由は、実は連載小説にありました。
TRPGを下敷きにした連載小説ということで、やるべきだと思ったんです。シリーズ終盤の戦闘を、TRPGシステムに乗せてみることを。で、これに手こずったんです。
普通のキャラ同士の戦闘なら簡単だったんです。レベル差が明確に強弱の差となるよう設計していますので、いい勝負なら5レベル差以内、歯が立たない場合は10レベル差以上、というのを目途に設定できます。
ですが、連載小説終盤の戦闘となりますと、特殊な超高レベルキャラとの勝負になりますので、システム設計のほころびが出るのが怖かったのです。異世界神との戦闘も含めて、かつてのオフラインセッションでいろいろ検証はしているものの、今回の連載小説の戦闘でも問題なく使えるかどうか。そこに一抹の不安がありました。
そこで、どきどきしながらキャラを作ったところ、ジェネレータの設計ミスで一部の能力値が狂ったりして、この修正に追われることに。
ですが、修正を済ませて戦闘させたところ、結果はオーライ。連載小説終盤に用意した3戦闘が、いずれも予想どおりの進行となりました。これで小説原稿もTRPGシステムも訂正せずにすんだ、と一安心しました。
こんなことを経て、安心してジェネレータを使ってキャラ作成を再開できた、という裏事情があったのでした。理想を言えば、こうして戦闘をやってみてから、その結果をもとに小説を書けたらよかったんですけどね。
2008年8月19日 23:40 カテゴリー:連載小説