所用があって、東海道新幹線の予約をとることにしました。予約開始日は、まだまだ先なんですけどね。
そこでふと思ったのが、車内の煙草。
できるだけ煙草と無縁の環境を求めたくて、禁煙車と喫煙車の位置関係を調べることにしました。
全席禁煙のN700系は後回しにして、その他の列車はこのようになっています。
(「自」は自由席、「指」は普通車指定席、「グ」はグリーン車で、1文字が1両を表します。)
【のぞみ(N700系以外)】
←博多・1号車 自自自指指指指グググ指指指指指指 東京・16号車→
【ひかり】
←博多・1号車 自自自自自指指グググ指指指指指指 東京・16号車→
【こだま(一部除く)】
←博多・1号車 自自自自自自自グググ指指自自自指 東京・16号車→
以上の太字部分が禁煙車です。つまり、1・2・4〜9・11〜14号車が禁煙車です。
でもここで思ったのが、標題にした「元喫煙車」なのです。以前に「のぞみ」に乗ったとき、禁煙車なのに煙草臭いことがあって、よく見たら喫煙車にしかないはずの空気清浄機があったり(注)、窓ガラスの押さえ部分の樹脂が黄ばんでいたりで、「元喫煙車」だと分かったことがありました。せっかく禁煙車を選んだのにこれでは残念なので、今度は事前に調べておこうと思ったのです。
(注)700系車両の喫煙車・元喫煙車には、デッキに通じる壁の上隅(案内表示器の両脇)に、五角形の空気清浄機があります。
ところがネットで検索したところ、情報が見つかりません。そこで情報提供も兼ねて、ここに書き留めておきます。
東海道新幹線の「元喫煙車」は、4号車・11号車です(参考文献:交友社「鉄道ファン」2001年9月号)。禁煙車になってからずいぶん経つので、もうあまり影響はないはずですし、新製時から4・11号車が禁煙車の編成もあります。ですが嫌煙を徹底されるなら、ここを避けるのもよいかと思います(指定席をとるときに、号車を指定して空席を調べていただくことができます)。
しかし、このうち11号車は、気分が悪くなったときや授乳に使える「多目的室」のある車両です。ここが喫煙車だったことは驚きです。
ちなみに山陽新幹線限定の「ひかりレールスター」では、普通車指定席の5号車が元喫煙車です。
山陽新幹線の「こだま」は、16両編成だった車両を複雑に組み替えて現在の編成となっているので、どれが元喫煙車かは編成によって異なります。
あと、最後になりましたが全席禁煙のN700系には、デッキに喫煙ルームがあります。
3号車(2号車寄り)・7号車(8号車寄り)・10号車(11号車寄り)・15号車(14号車寄り)で、この周囲はやはり煙たいそうなので、これもあわせて書き添えておきます。