虹の姫が見たもの
昔のコンテンツで紹介していたキャラを描いてみました。
公開当初の当サイトで紹介していた、ニフティでのTRPGセッション(使用システム:ソード・ワールドRPG)の資料集。その中のキャラの一人を思い出しながら描きました。
「私が冗談まじり言っていた『世界征服』、本当は本気だった。
私は、新しい世界を作りたかった。今のように魔法使いが疎まれたりしない世界を。そして魔法をもっと人の役に立てられる世界を」
名前はアリア・イゼルニア。本コーナーの過去の作品「情熱の赤」で描いたキャラの、数年後の姿です。
主人公であるプレイヤーが拠点とする宿、「イナ・スモールウェイ」の主人で、世界征服が口癖のNPCでした。
当時のTRPGセッションは、伏せていた設定を明らかにする前に中断してしまいましたが、この場で少しだけ続きをという思いも込めつつ、描きました。
「そのためには、邪悪な目的で魔法を使う者達を倒さなければならない。
私を作り出した古代魔法王国の末裔、メレアスの者達を。
メレアスが世界に覇を唱えんとした『虹の姫計画』。その所産である私自身の力を、ためらいなく彼らに向ける。
そして、みんなが私を守ってくれたように、今度は私がみんなを守ってみせる。
このかりそめの命が尽きる前に、彼らを倒すことで」