5) フォルテンガイム連合王国(1)

 ここでは、このゲームの主な舞台となるフォルテンガイム連合王国について解説します。

概要

 フォルテンガイム連合王国は、世界最古の歴史を持つ王国で、西のアリミア王国に匹敵する国力を持つとして、世界中にその名が知れ渡っています。

 国土は比較的狭く、さらにそこを7王国が分割して領有していますが、そのぶん統治のきめ細かさでは諸外国に例を見ません。

 7王国の名前は、盟主国のフェルバラード以下、アランティスウィスクダールエクステラアルクランスゼプタンツ、そしてハイ・ダリスです。

 いずれの王国も、多くの「運命の戦士」を含む有能な王によって統治されていて、なおかつ各国王は心から信頼し合っているため、人心は非常に安定しています。

歴史

 かつての「大災害」によって滅亡の危機に瀕した人々は、モンスターの恐怖に怯えながら各地を転々として生きながらえていました。

 後にフォルテンガイム連合王国が誕生する地でも、数人のリーダーに率いられた人々の集団が、流浪の暮らしを続けていました。

 そんなある時、モンスターの大群に遭遇し、窮地に追い込まれた人々の前に、「力」を司る神オーゼスが降臨しました。

 オーゼスは、リーダーをはじめとする人々に、モンスターに対抗しうる「魔力」を授けました。

 そしてリーダー達は、魔物を退けつつ、この地に散って国を興しました。

 それが、フォルテンガイムの7王国です。

 フォルテンガイムは、その後も世界を襲った危機に対して、中心的存在となって立ち向かいました。

 例えば、光風暦435年に起きた、「魔王」ダルシンドの降臨。そして光風暦458年に起きた、第二位神ゼイバラルの暴走。これらに対し、オーゼスの加護を得た連合王国の人々が立ち上がり、多くの仲間とともに勝利を収めています。

 そのため、今も多くの「運命の戦士」を筆頭に、非常に強力な戦士が集結していて、その力をもって新たな世界の脅威に立ち向かおうとしていると言われています。

政治

 連合王国を構成する7王国はいずれも、専制君主制をしいています。

 いずれも建国以来、ぬきんでて優秀な人物が王となってきましたので、国情は安定しており、他国にまさる発展を遂げています。

 各国の国王は、次のとおりです。

国名 国王
フェルバラード王国 バートラム・アイトス(26)
アランティス王国 エリック・ベルモント(23)
ウィスクダール王国 シンクレア・ウェンドーバー(27)
エクステラ王国 ライオネル・フォルカーク(24)
アルクランス王国 アンナ・メレワース(21)
ゼプタンツ王国 セイリーズ・ジョージフ・ドルトン(25)
ハイ・ダリス王国 アルゴス・イズナレイ(30)

 連合王国の総人口は、約460万人です。

 首都は盟主国フェルバラード王国の首都、フェルバラードです。各国の人口および首都は、次のとおりです。

国名 人口 首都 首都人口
フェルバラード王国 100万人 フェルバラード 40万人
アランティス王国 60万人 アランティシア 20万人
ウィスクダール王国 50万人 ウィスクダリア 15万人
エクステラ王国 80万人 エクステラ 30万人
アルクランス王国 60万人 アルクランス 20万人
ゼプタンツ王国 70万人 ゼプタンツ 25万人
ハイ・ダリス王国 40万人 ハイ・ダリス 15万人

軍事

 この国の軍は、夕映えの騎士団(Knights of Gloaming)と呼ばれます。

 他国に例を見ない充実した組織を有していて、16の師団に分かれて国の防衛を行っています。

 各師団のトップには、若いながら歴戦の英雄が就いていて、とくにその戦闘能力に関しては、レグナサウトの「四面の衛士」同様、一人で一軍にも匹敵すると言われます。

 配下の層も厚く、組織としての実力では、世界最強として通っています。

 現在の騎士団長は、第1師団長のアイザック・クレアモント(23)です。第9師団長だった現国王バートラムの後を継いで団長となり、冷静な判断力と優れた人徳とをもって、団員をよく率いています。

地図

 下は、連合王国の地図(本土部分)です。

 詳細は、以後に続く構成国の紹介ページを参照してください。

フォルテンガイムの地図