第602回:完結編

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第602回:完結編

 連載小説の完結編を、ようやくアップします。

 遅筆にも程があると申しますか。連載開始は2001年でしたので、ここまで実に丸8年ほどの時間が。ほとんど、このサイトの歴史そのものと化してしまっています。

 これだけ長く続けてきましたので、連載開始時点と今とでは、当サイトにおける連載小説の位置づけも変わってきています。

 連載開始の頃は、ご来訪の中心は、ニフティの「RPGプレイングフォーラム(FRPG)」を通しての仲間の皆様でした。当時私が開催させていただいていたTRPGキャンペーンに、TRPG「フェイタル・ウォーリアーズ」の舞台設定をリンクさせていたため、キャンペーンの外伝的な意味合いも込めて、連載小説をスタートさせたことを覚えています。

 一方、今のご来訪の中心は、インターネット時代になってからの仲間の皆様と思われますので、純粋に「フェイタル・ウォーリアーズ」のPR用作品として連載するようにしています。

 もちろん、こうして位置づけを変えても、ストーリーはぶれさせていませんけどね。最初のイメージどおりの、ずっと書きたかった結末に向けて、連載を進めます。

 もし今もTRPGのセッションを続けていたら、自分はどんな風に活動していただろうか。連載小説を書いていた時には、ずっとそんなことを考え続けてきました。

 時間の制約から、もう二度とTRPGのマスターはできないと思いつつも、いまだ残っている未練なのかもと思います。あるいは、当時のつたないマスタリングに対する後悔なのかもしれません。

 今TRPGのセッションを開催できたなら、こんな雰囲気のシナリオを書きたい。そんな気持ちを込めて、ずっと書いてきた作品。それは間違いない事実です。描写も足りない稚拙な小説ですが、シナリオ書きのはしくれとしての誇りは込めて、今まで書いてきました。

 願わくばこの一連の作品が、皆様の心に何かを残せるものでありますよう。

 いましばらく、よろしくお付き合い願います。

2009年4月14日 00:20 カテゴリー:連載小説

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