5) フォルテンガイム連合王国(8)

ハイ・ダリス王国(Kingdom of High-daris)

概要

 フォルテンガイムの南西部に位置する国です。

 ゼプタンツ王国同様、南のダリス山脈をはさんで、アウドナルス帝国と国土を接していますが、両国間の街道はありません。また、西でローエルン連合王国と接しています。

 流浪の民を率いたリーダーの一人、政治学者のフィロミーナ・イズナレイが神に与えられた国です。

 連合王国の林業を主管しており、街道や大峡谷の川を通じて、各国へと木材を流通させています。

 国土面積は広めですが、人が住むのは街道沿いに限られています。

ハイ・ダリス王国の地図

町の解説
ハイ・ダリス(High-daris)

 ハイ・ダリス王国の首都です。

 山岳地帯の地形を利用した、天然の要塞の様相を呈した王城と、その麓を囲む城下町から成ります。

 街道が隣国のローエルン連合王国に通じているため、少量ながら木材は同国へも輸出されています。

 高地ゆえの冷涼な気候と、他の構成国と比べて少ない人口から、連合王国の構成国の首都としては物静かな雰囲気があります。

 機動力に長けた指揮を執る騎士、レイモンド・ノーウォーク率いる第16師団が拠点としています。

ダルロマウタ(Darlromauta)

 ハイ・ダリスへの玄関口となる町です。

 同国の町では唯一、高地に位置しない国です(それでも王国全体の標高が高めなので、低地ではないのですが)。

 ゼプタンツとの間の物資の交流に使われる町で、流通施設が整っています。

 ここから大峡谷へと降りることができ、木材を下ろすための施設もあります。

アーディラス(Ardilus)

 林業の拠点として栄える町です。

 周囲の斜面を広大な針葉樹林が占めており、そこで計画的に植栽・伐採が行われています。

 ハイ・ダリスの国内にあっては、比較的景色が開けており、山肌からよい水も湧くため、観光や転地療養のために訪れる人もいます。

ゼルガナンド(Zelganand)

 「夕映えの騎士団」の主たる活動拠点になっている町です。

 この町に隣接して、騎士団の大規模な訓練施設があります。

 険しい地形や、寒冷な気候下での訓練が行われています。

 その町の性格上、騎士団員およびその家族が人口の大半を占めます。

 老練で知識の豊富な騎士である、第11師団長のローランド・イプスウィッチが指揮をとっています。

エスメール(Esmehl)

 アーディラス同様、林業が盛んな町です。

 多くの人々が、林業に従事しています。

 アーディラスやゼルガナンドより標高が高く、冬には大量の積雪があります。

 そのため人々は越冬のための備蓄をしたり、冬は雪山に狩りに行ったりして生活しています。

カノランド(Kanoland)

 他の町と同様、林業が行われていますが、それ以外に鉱業も行われています。

 町の周辺で良質の鉄鉱石が採れるため、多くの坑道が掘られています。

 噂では、その坑道のいくつかから、古の宝物が見つかったとも言われています。

 中には禁忌にあたるような、重大な発見もあったとも言われますが、詳しいことは伝えられていません。

イズナレイ(Iznalay)

 首都の衛星都市です。

 王家であるイズナレイ家の名をとって、付けられた名前です。

 町の中心には、初代国王フィロミーナの若かりし頃の姿をかたどった、大きな銅像が飾られています。

 首都機能の一部を担う形で、流通関係の管理も行われています。

 首都までの険しい道のりで疲れた旅人の疲れを癒す宿場町としても、栄えています。