4) 「凪の国の同盟」諸国(4)

フィノス・セーダ王国(Kingdom of Finos-sada)

 「北の凪の王国」とも呼ばれます。

 北にあるノルザリーン王国を、事実上の属国として従えています。

 他の同盟諸国とは良好な関係を保っていましたが、近年突如として同盟諸国と国交を断絶するなど、不穏な動きを見せるようになりました。

国土

 ラスナマイス大陸の南部が国土となっています。

 本土は他の同盟諸国と海で隔てられていますが、フォルテンガイムとともに、両者の中間地点にあるノーグ島の一部を領有して分かち合っています。

 高緯度にあり、針葉樹林が多いです。地形はさほど険しくありませんが、国土のかなりの面積を森林が占めていて、開けた土地はあまり多くありません。

気候

 かなり冷涼です。

 降水量はほどほどですが、雪の日がかなり多いです。

 ただ、永久凍土はなく、夏期には全ての地域で雪はなくなります。

産業

 主要産業は農業・林業です。

 土地が痩せていて、作物はあまり育ちませんが、これまで豊富な森林資源を用いて貿易を行ってきました。

 ですが、多くの国と国交を断絶した現在、食料面で不安を抱えるようになりました。

政治

 レグナサウトと同じく、国王による専制政治が行われています。

 やはりこの国でも議会はなく、全権は王城において一括して掌握されています。

 国王は世襲で、絶対の権力を持つとして国中の畏怖を集めています。

 現在の国王は、サイロン・レーデンザイン(24)です。

 ただ、最近になってイーオンという側近が頭角を現してきており、これが同盟国間との関係悪化に、何か関係しているようです。

 王国の首都は、国土の南部にあるラスナマイス・セーダ(Lasnamice-sada:人口約30万人)です。ここにある王城は、他の国には見られないほど巨大で荘厳で、「白亜の巨城」の名で世界中に知られています。

 なお、王国全体の人口は約250万人です。

軍事

 この国の軍は、フィノス・セーダ王立軍と呼ばれます。

 その名のとおり、国王の直轄となっていて、トップは国王自身です。

 軍は8の師団に分かれていて、それぞれが国内の主要都市に駐在しています。

 主要な役割はモンスターからの防衛ですが、最近は対人戦を想定した訓練が、盛んに行われるようになっています。

 師団ごとに扱う武器は異なり、中には魔法を主体に扱う師団もあります。

 皆、様式は様々ですが白い制式装甲をまとっており、城になぞらえて「白亜の兵団」とも呼ばれます。