9) 武器解説・詳細1

 このページでは、武器の詳細解説のうち、棒・鞭・槌・剣について紹介します。

名称 攻撃力 種類 戦1 戦2 戦3 戦4 術1 術2 術3 術4 重量 価格

クラブ

D6+3

片手棒

1kg

60GP

スタッフ

D6+10

片手棒

1kg

130GP

メイス

D6+20

片手棒

2kg

230GP

フレイル

D6+24

片手棒

3kg

270GP

プラメット

D20+20

片手棒

3kg

300GP

クラブ(Club)

「棍」です。

先端を膨らませて重くした棒です。

振り回して殴りつける武器です。

スタッフ(Staff)

「杖」そのものです。

クラブより細くて長く、その長さを利用して、勢いをつけて殴りつけます。

メイス(Mace)

「槌鉾」と呼ばれます。

サイズはクラブと似ているのですが、先端部に刃に似た部品が多数付いています。

国家元首や神官の儀礼用としても使われていますが、武器として作られたものが、その数をはるかに上回っています。

フレイル(Flail)

「連節棍」です。

長い棒の先に、重くて短い棒を鎖で繋ぎ、これを振り回して攻撃します。

柄の部分の振りに、先端の棒が回る勢いが加わっての打撃となりますので、スタッフより威力が増します。

プラメット(Plummet)

「鉄球鎖」と呼ばれることもあります。

棘のたくさんついた鉄球を、握りとなる棒に鎖で繋いだものです。

その鉄球の重さゆえに、フレイルより高い威力を持っています。

一般に「モーニングスター」と呼ばれているものです。

名称 攻撃力 種類 戦1 戦2 戦3 戦4 術1 術2 術3 術4 重量 価格

ウィップ

D8+12

片手鞭

1kg

160GP

ウィップ(Whip)

まさに「鞭」です。

革製の長い紐状の武器で、破壊力を増すために先端部分は球状に膨らんでいます。

勢いをつけて打ち付けることで、相手にダメージを与えます。

材質は革に限定されるため、材質による能力変化のルールは適用されません。

名称 攻撃力 種類 戦1 戦2 戦3 戦4 術1 術2 術3 術4 重量 価格

ハンマー

D8+25

両手槌

5kg

290GP

グレートハンマー

D8+32

両手槌

10kg

360GP

ピックアックス(マトック)

2D10+12

両手槌

5kg

220GP

ハンマー(Hammer)

まさに「槌」です。

金属製のヘッドが付いた長い棒で、殴打専用です。

その衝撃は分厚い装甲をも抜けますので、局面を問わず安定した攻撃力を有する武器です。

グレートハンマー(Greathammer)

「大槌」です。

ハンマーをはるかに大きくしたもので、その全長は人の背丈ほどもあります。

その大きさと重さから、両手での扱いが必須となっています。

接近戦用の武器のなかで、最も高く安定した攻撃力を発揮します。

マトック(Mattock)

後述のマトックとともに、「鶴嘴」とも呼ばれます。

岩を砕くのに使われる道具ですが、その堅牢さから武器としても使われます。

棒の先端に、一方向に伸びた金属製の尖ったヘッドが付いています。

ピックアックス(Pickaxe)

用途はピックアックスと同じですが、ヘッドの尖りが両方向に向けて1つずつあります。

攻撃力はピックアックスと同じものとして扱っています。

名称 攻撃力 種類 戦1 戦2 戦3 戦4 術1 術2 術3 術4 重量 価格

ダガー

D20+5

片手剣

1kg

150GP

ダゲット

D8+10

片手剣

1kg

140GP

ショートソード

D10+14

片手剣

1kg

190GP

グラディウス

D4+16

片手剣

1kg

180GP

スクラマサックス

D20+10

片手剣

1kg

200GP

カトラス

2D10+12

片手剣

1kg

220GP

ブリケット

2D8+16

片手剣

1kg

240GP

ロングソード

D10+20

片手剣

3kg

250GP

レイピア

D8+17

片手剣

2kg

210GP

エストック

D4+21

片手剣

2kg

230GP

ブロードソード

D20+15

片手剣

4kg

250GP

シミター

2D10+16

片手剣

3kg

260GP

セイバー

2D8+20

片手剣

3kg

280GP

バスタードソード

D10+25

両用剣

5kg

300GP

グレートソード

D10+30

両手剣

7kg

350GP

シャムシャー

2D10+25

両手剣

6kg

350GP

フラムバージ

2D10+30

両手剣

6kg

400GP

スローイングダガー

2D10+4

兼用剣

1kg

140GP

シックル

D20+14

兼用剣

3kg

240GP

ダガー(Dagger)

小剣類のうち、最も一般的なものです。

鋭利な片刃の、いわゆる「短刀」です(このゲームでは、ナイフの定義を多分に含んでいます)。

携帯性・利便性を重視して作られており、刺す・斬る・削るなど、様々な用途に供されるよう作られています。

ダゲット(Daguette)

突きに特化した小剣です。

まっすぐな両刃の短剣で、先が鋭く尖っています。

ショートソード(Shortsword)

ダガーより一回り大きな短剣類のうち、最も一般的なものです。

まっすぐな両刃で、主に突くための武器ですが、斬ることもできます。

グラディウス(Gladius)

ショートソードを幅広にしたような形の短剣です。

歴史上の剣闘士グラディエーターの語源となった武器で、本来は様々な形状・サイズのものがありましたが、ここでは幅広の短剣を指します。

用途もショートソードと同じですが、威力はこちらがやや高めです。

スクラマサックス(Scramasax)

サックスとも略される短剣です。

ダガーやダゲットより一回り大きい、幅広の短刀です。

片刃で、斬撃に向いた形をしています。

ちょうどダガーを一回り大きくしたような形をしています。

蛇足ですが、歴史上のサクソン人の名前の由来となっている武器です。

カトラス(Cutlass)

斬撃に向いた短剣です。

「舶刀」とも呼ばれ、元来は船乗りの愛用した刀で、取り回しがしやすいサイズになっています。

全体的に湾曲した頑丈な刀身を持ち、なぎ払うように使います。

ブリケット(Briquette)

「斬り短剣」と称されます。

後述のセイバーの小型版です。

片刃で、刀身の先端部分が反っており、斬撃に用いられます。

ロングソード(Longsword)

剣のなかで最も一般的なものです。

片手持ちとしては長めの剣です。

まっすぐな両刃で、刺突にも斬撃にも使えます。

なお、切れ味はあまり鋭くありませんので、斬撃の場合はその重さによる衝撃が主眼に置かれます。

レイピア(Rapier)

「細剣」とも呼ばれます。

ロングソードより刺突が重視された長剣です。

細身で優雅な外見の直刀で、柄頭や護拳の部分にも意匠が凝らされたものが多いです。

エストック(Estoc)

突き専用の長剣です。

直刀で、細長い三角形のような形の刀身をしており、先端は鋭く尖っています。

とても頑丈な作りをしていて、硬い板金鎧の合わせ目に刺し、中の鎖帷子をも突き通す目的で作られています。

その用途から「鎧通し」とも呼ばれます。

ブロードソード(Broadsword)

ロングソードより斬撃が重視された長剣です。

ロングソードと同じくまっすぐな両刃ですが、その名のとおり、幅広の刀身を持っています。

この重い刀身を勢いをつけて振ることで、相手を断ち切るように作られています。

シミター(Scimitar)

斬撃専用の長剣です。

カトラスと同じく、湾曲した片刃の刀身を持ちます。

その刀身の形から「三日月刀」とも呼ばれます。

カトラスより大きいぶんだけ重量もあり、威力も大きめです。

セイバー(Saber)

一般にサーベルと言われるものを、英語読みしたものです。

騎士が好んで使う長剣で、馬上でも扱いやすい斬撃用の曲刀です。

シミターを参考にして作られたといい、本質的にはシミターと同じですが、一般的にその用途ゆえに精緻で、切れ味もシミターよりよく作られています。

バスタードソード(Bastardsword)

「両用剣」と呼ばれる、片手でも両手でも扱えるようなサイズの長剣です。

刀身もロングソードより長く、柄も両手で握れるよう長くなっています。

両刃の直刀なので刺突・斬撃どちらにも使えます。

グレートソード(Greatsword)

いわゆる「大剣」です。

そのとても長い刀身ゆえに腰には吊れず、普段は例外なく背中に負う形になります。

ロングソードをそのまま巨大化させたような姿をしていて、両手で扱います。

刺突に使われることは稀で、振り回すことで重さを利用して叩き斬るという、斧に似た使い方になります。

シャムシャー(Shamshir)

一般にシャムシールと呼ばれるものを、英語読みしたものです。

中東発祥の大刀で、シミターを巨大にしたような姿をしています。

(元来両者に区別はないそうですが、ここでは便宜的にサイズで分けました。こちらは、グランドシャムシールと呼ばれる大型のものだとお考え願います)

その柄頭を獅子の頭、刀身をその尾に見立てているといいます。

重量と切れ味とを兼ね備えた、恐るべき武器です。

グレートソードと同じく、両手で扱います。

フラムバージ(Flamberge)

一般にフランベルジュと呼ばれるものを、英語読みしたものです。

その綴りから分かるように「燃え盛る炎」という意味で、これはその刀身の姿で表されています。

湾曲はしていないのですが、刀身全体が波打った形になっています。

この形状は装飾的・儀礼的意味合いが強いのですが、斬撃の際には十分な攻撃力を発揮します。

製造技術が失われたと言われ、古代遺跡から稀に発見されることしかない「カタナ」を除けば、(魔法の武器でない通常武器のうちで)最強の剣とされています。

スローイングダガー(Throwing Dagger)

「投げ短剣」です。

ダガーと同じように扱えますが、全体の重量バランスが投げるのに適したように考えられています。

そのため、投げたときにまっすぐ飛びやすく、目標に突き刺さりやすくできています。

シックル(Sickle)

「鎌」です。

柄と直角に刀身がついています。

突く用途にはまったく使えず、引いて斬るという特殊な使い方になります。

そして、投げ飛ばして相手を攻撃することもできます。