9) 武器解説

 ここから第2章の終わりまでは、各種データの解説のページです。

 ここでは様々なアイテム(道具)のうち、攻撃のために使う武器のデータを記します。

武器の種類

 武器には様々な種類があります。ここでは後に記します「武器データ表」に収録してある、このゲームの世界にー般的に存在する武器の解説を、形態・使用法の両観点から行います。

形態上の分類

杖(スタッフ)や槌鉾(メイス)などが、これに含まれます。たいていは持ちやすさを重視していて、片手で持ちます。

殴打専用の武器です。

文字通りの槌(ハンマー)などが、これに含まれます。重さを利用した武器なので、両手で持つのが普通です。

棒と同じく殴打専用です。

短刀(ダガー)から大剣(グレートソード)まで、様々なサイズのものがあります。

よって片手で持つものも、両手で持つものも、そしてそのどちらでも使えるものもあります。

攻撃方法も、殴打・刺突・斬撃と多彩です。

変わったものとしては、投げても使える投げ短刀(スローイングダガー)や鎌(シックル)があります。

剣と同様に手斧(ちょうな:ハチェット)から大斧(グレートアックス)まで様々なサイズのものがあります。よって片手用・両手用・そしてそのどちらでも使える両用があります。

攻撃方法はほとんどが斬撃のみですが、投撃ができるものもあります。

長い柄が特徴の、いわゆる竿状武器(ポール・ウェポン)です。片手武器・両手武器・両用武器があります。

ほとんどは刺突用ですが、斧槍(ハルバード)は斬撃用としても使え、投槍(ジャベリン)は投撃用としても使えます。

また、変わったものとしては、馬上用の騎兵槍(ランス)があります。

殴打専用の、革でできた片手武器です。

後述の「材質による能力変化」は適用されません。

飛道具

遠隔攻撃を行うための武器で、後に記します「武器データ表」には、投石紐(スリング)があります(弓は次項)。スリングは、片手武器で投撃用です。

両手用の飛道具です。射撃専用です。

使用法上の分類

片手武器

片手で身軽に扱えます。残りの手が空きますので、その手に大きな楯を装備することができます。

両手武器

両手で持たなければ使えない重い武器です。

ただし片手武器よりも大きな攻撃力をもっています。この武器を持っている間は、腕に縛りつけて使う小さな楯しか装備できません。

両用武器

片手武器・両手武器の中間的なサイズのものです。

状況に応じて、片手でも両手でも使えます。

片手で使うと、残った片手に盾を装備できますし、両手で使うと、武器自体の攻撃力が+3されます

兼用武器

肉弾戦用の武器としても、飛道具としても使える武器です。

「武器データ表」に載せたものは、全て片手武器です。

攻撃方法

 攻撃方法には殴打・刺突・斬撃・投撃・射撃があります。

 これらの攻撃方法は武器によって固定されていますので、深く考える必要はありません。

 攻撃方法が違っても、攻撃力の安定性がわずかに異なる程度の違いしかありません。

武器データ表

 下の表が武器データ表です。

名称 攻撃力 種類 戦1 戦2 戦3 戦4 術1 術2 術3 術4 重量 価格

クラブ

D6+3

片手棒

1kg

60GP

スタッフ

D6+10

片手棒

1kg

130GP

メイス

D6+20

片手棒

2kg

230GP

フレイル

D6+24

片手棒

3kg

270GP

プラメット

D20+20

片手棒

3kg

300GP

ウィップ

D8+12

片手鞭

1kg

160GP

ハンマー

D8+25

両手槌

5kg

290GP

グレートハンマー

D8+32

両手槌

10kg

360GP

ピックアックス(マトック)

2D10+12

両手槌

5kg

220GP

ダガー

D20+5

片手剣

1kg

150GP

ダゲット

D8+10

片手剣

1kg

140GP

ショートソード

D10+14

片手剣

1kg

190GP

グラディウス

D4+16

片手剣

1kg

180GP

スクラマサックス

D20+10

片手剣

1kg

200GP

カトラス

2D10+12

片手剣

1kg

220GP

ブリケット

2D8+16

片手剣

1kg

240GP

ロングソード

D10+20

片手剣

3kg

250GP

レイピア

D8+17

片手剣

2kg

210GP

エストック

D4+21

片手剣

2kg

230GP

ブロードソード

D20+15

片手剣

4kg

250GP

シミター

2D10+16

片手剣

3kg

260GP

セイバー

2D8+20

片手剣

3kg

280GP

バスタードソード

D10+25

両用剣

5kg

300GP

グレートソード

D10+30

両手剣

7kg

350GP

シャムシャー

2D10+25

両手剣

6kg

350GP

フラムバージ

2D10+30

両手剣

6kg

400GP

ハチェット

D20+9

片手斧

2kg

190GP

バトルアックス

D20+17

片手斧

4kg

200GP

トマホーク

D20+20

両用斧

7kg

270GP

グレートアックス

D20+25

両手斧

10kg

350GP

ショートスピア

D6+16

片手槍

2kg

190GP

ロングスピア

D6+22

両手槍

5kg

250GP

ランス(馬上用)

2D6+25

両用槍

4kg

310GP

グレイブ

D6+28

両手槍

6kg

310GP

トライデント

2D6+28

両手槍

8kg

340GP

ハルバード

2D6+32

両手槍

10kg

380GP

スリング

D8+5

飛道具

1kg

90GP

ショートボウ

D10+20

両手弓

2kg

250GP

ロングボウ

D10+25

両手弓

4kg

300GP

クロスボウ

2D10+30

両手弓

6kg

400GP

グレートボウ

2D10+40

両手弓

10kg

500GP

アーバレスト

3D10+45

両手弓

15kg

600GP

スローイングダガー

2D10+4

兼用剣

1kg

140GP

スローイングアックス

2D20+6

兼用斧

4kg

260GP

ジャベリン

D10+18

兼用槍

4kg

230GP

シックル

D20+14

兼用剣

3kg

240GP

 ・両用武器は、両手で持つと攻撃力+3。

 ・両手武器と同時装備できる盾は、ミドルシールドまで。

 ・スリングは片手武器で、行動判定は「投擲」で行います。

 ・弓の矢の価格は、一律10本で20GP。

 ・兼用武器は全て片手武器で、飛道具として使うと、その戦闘中は使えなくなります。

  (戦闘が済むと、無条件で回収できます)

 ・ウィップ、スリングには、材質による数値変化は適用されません。

 ・材質が変わっても、最低重量は1Kgで、それ以下にはなりません。

 ・総重量が(筋力)kgを超えると、(総重量)-(筋力)kgと同じ数だけ、敏捷度を下げなければなりません。

 戦1…ファイター、エクスパート

 戦2…バトラー

 戦3…フェンサー、ランサー、アーチャー

 戦4…ウォーリアー、ナイト、パラディン

 術1…ウォーロック、ソーサラー

 術2…クレリック

 術3…セイント、セイジ、ビショップ

 術4…ドルイド、モンク、ハーミット

 ○…装備可能

 △…剣はフェンサーのみ、槍はランサーのみ、弓はアーチャーのみ装備可能

   (これに該当しない△部分は、-印扱いです)

 -…装備できますが、武器の攻撃力は半分になります

材質

 武器はその材質によって、能力や価格といった数値が変わります。

 その変化は、下の表のとおりです。

青銅

(Bronze)

真鍮

(Brass)

(Iron)

(Steel)

(Silver)

超硬合金

(Hyper)

攻撃力

変化なし

+5

+10

+15

+20

+25

重量

変化なし

-1kg

-2kg

-3kg

-4kg

-5kg

価格

変化なし

10倍

20倍

30倍

40倍

50倍

青銅

青銅によって作られた物です。

これでできた物は、ロングソードならブロンズ・ロングソードという名前になるのですが、材質名を省略して、単にロングソードと呼んで構いません。

真鍮

黄銅によって作られた物です。

物品名の前に「ブラス」を冠し、ロングソードならブラス・ロングソードとなります。

鉄を熱してからゆっくり冷ました、軟鉄でできた物です。

物品名の前に「アイアン」を冠します。

鉄を熱してから急激に冷ました、鋼鉄でできた物です。

物品名の前に「スチール」を冠します。

ミスリルと呼ばれる、軽くて硬い銀色の金属でできた物です。

物品名の前に「シルバー」を冠します。

超硬合金

ある金属とミスリルとの合金でできた物です。

通常の技術を用いて作られる物としては、最も優れています。

物品名の前に「ハイパー」を冠します。

プラス・アイテム

 武器などには、何者かが秘伝の呪文をかけることによって能力を高めたものがあります。

 こうした物品には、かけられた呪文の強さによって「+1」~「+5」という等級があり、これが物品名の最後に付けられて呼称されます。

 それぞれにおける能力の変化は、下の表のとおりです。

+1

+2

+3

+4

+5

命中率修正

+5%

+10%

+15%

+20%

+25%

価格

10倍

20倍

30倍

40倍

50倍

 例えば、「銀」でできた「+1」のロングソードなら「シルバー・ロングソード+1」となり、価格は、250×40×10=250×400=100,000GPとなります。

 なお、呪い(「8)平常時用のルール」の「呪詛」の項を参照)はどんなアイテムにもかけられるので、「シルバー・ロングソード+1」という呪いの武器も存在します。

 (呪いは、装備した者の回避値を半分にしますが、武器自体の能力には影響を及ぼしません。なお呪いは、暗黒魔術「12)呪文解説」参照)の一部の系統にある呪文を使うことで、かけられます)

特殊な武器

 ここでは、このゲームの世界に存在する(あるいは存在すると言われる)特殊な武器を、いくつか紹介します。

水晶の剣「代斬者」(Cristal Sword‘Vicegerent’)

「力」を司る第一位神オーゼスが作ったと伝えられる、「聖なる武具」の一つです。

刃渡りおよそ120cmという巨大な剣ですが、片手用です。刀身は無色透明で、刃が平行に3本付いています。

壮絶な攻撃力と、雷撃を放つ能力とを持っています。

フォルテンガイム連合王国の王、バートラム・アイトスが所有しています。なお、「聖なる武具」は持ち主を選ぶため、誰でもが装備できるわけではありません。

勇士の翼(Wings of the Brave)

オーゼスの聖なる武具の一つの、ロングソードです。

水晶の剣と同じく刃が3本付いていますが、この刃は、所有者の意思によって開くことができます。

攻撃回数を倍増させる能力があると言われています。

フォルテンガイム連合王国の構成国の一つ「エクステラ王国」の国王、ライオネル・フォルカークが所有しています。

勝者の剣(Victor's Blade)

やはり、オーゼスの聖なる武具の一つです。形状はバスタードソードです。

この武器で攻撃して、その攻撃が命中すると、そのたびに所有者の耐久力(HP)を増やす力があります。

所有者はフォルテンガイム連合王国の横成国の一つ「ゼプタンツ王国」の国王、セイリーズ・ジョージフ・ドルトンです。

四大精霊剣(Elemental Sword)

精霊の力を封じた剣です。以下の4種類が、それにあたります。

 ・焦熱剣(Fusional Sword)……地の精霊剣

 ・霧氷剣(Frigid Sword)……水の精霊剣

 ・火炎剣(Flaming Sword)……火の精霊剣

 ・雷光剣(Flashing Sword)……風の精霊剣

これらの剣にはそれぞれ、高熱・吹雪・炎・雷撃のブレス「7)戦闘時用のルール」参照)の能力があります。(その威力は、個々の武器ごとに異なります。

世界中に比較的多く存在していますので、数年間も探索を続ければ、きっと手に入ることでしょう。

なお、この種の武器は剣だけではなく、様々な形状のものが存在します。

威光剣(Grandeur Sword)

四大精霊のさらに上位にある精霊である、虚空の精霊の能力を封じた剣です。

意思を持った剣であると伝えられています。

虚空の精霊であるファルゼリーラと深い関係があります。

所有者は、光風暦467年現在、存在しません。

運命の剣(Sword of Fate)

伝説の剣として、語り伝えられている剣です。

どのような能力があるのかは一切不明です。

どこにあるのかも分かっておらず、単なる架空の存在ではないかという説もあります。

しかし、この剣を見つけて手にしたいと考える者は多く、あてのない探索の旅に出ている者は数知れません。

光の剣(Sword of Light)

究極の武器として伝えられていますが、その伝説は運命の剣のものよりも信憑性が低く、この剣があると本気で信じている者は、ほとんどいません。

神や魔神を滅ぼすことすらできると言われています。