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第720回:パソコン熱対策

 最近になって、よくパソコンの動作が固まるようになりました。

 突然うんともすんとも言わなくなったり、スリープにしたら電源ランプは点滅してるのに復帰しなくなったり。

 仕方なく電源を切って再投入するのですが、決まってビープ音とともに「CPU temparature error!」の文字が。排気ファンに手を近づけても風は熱くないですし、マザーボードが壊れたかなハハハと思ってたのですが、一応調べることに。

 これが対策の始まりでした。

 「Core Temp」を入手して、まずはアイドル状態のCPU温度を表示してみました。

CPU温度・アイドル状態(対策前)

 ……排気はぬるいのに、何でこの温度!?

 いくら電気ドカ食いの初代Core i7とはいえ、いくら何でもアイドル状態でこれは。

 そして恐る恐る、負荷テストをやってみました。

 CPUにかける負荷としては最大級の処理となる、動画エンコードを試しました。

 録画した30分番組を、解像度を保ちながらビットレートを落としてMP4化してみました。

CPU温度・高負荷状態(対策前)

 ……危険温度に達して、安全装置が働いているんですけど。

 この期に及んで、ようやく何が起きているのかを悟りました。

 CPUクーラーに何かが起きている、と。

 要は、CPUの熱をうまくクーラーが吸い取らないので、CPUに熱がこもっているんです。

 排気がぬるいわけです。熱を排出できていないんですから。

 おそらく、CPUとクーラーの接触部分のグリスが変質したのでしょう。

 ならば塗り直すかとも思ったのですが、せっかくの機会なので、CPUクーラーを高性能のものに交換することにしました。

PC内部(対策前)

 対策前のPC内部は、こんな感じです。

 ストレージ系を中心にパーツが多いので、電源ケーブルが多くてゴチャゴチャしてます。

 左の真ん中のファンがCPUクーラーです。CPUに付属していた純正品です。

 まずは徹底分解。私のケースでは、(マザーボード裏面の作業があるため)マザーボードをいったん外す必要があるので、それはもうバラバラに。プラスドライバー一本でできるんですけどね。

 で、CPUクーラーを外すとこんな感じでした。

 接着面にグリスが付いてるのはいいのですが、グリス全部足しても均一な面になってないような……。そんな雑な作業をした覚えはないのですが、変質したのでしょうか。

 で、新しいグリスを塗るために、いったん今のグリスを除去しました。

 ティッシュでガシガシ拭い取ってから、グリスクリーナーを垂らして、カメラのレンズクリーニングペーパーで仕上げました。

 そして、いよいよ新CPUクーラーの出番です。

 クチコミを見て、ENERMAX製「ETS-T40-TB」を買ってきました。3,000円強でした。

 サイズが放熱性能の高さを予感させてくれます。

 で、グリスを塗り直して、説明書どおりに取り付けて、各パーツを元どおり組み立てていきました。

 巨大なヒートシンクが目立ちます。向かって右にファンがあって、ヒートシンクの熱をPC背面側(向かって左)に排出するようになっています。

 しかし……デカい!

 このとおり、ケースの側板ギリギリまでヒートパイプが迫ってきます。

 側板には何とか接触せずにすむようですが、念のため側板内側にテープを貼って絶縁しておきました。

 その後、ケースファンの速度を調整したり、掃除したりと対策を施して、改めて負荷テストをやってみました。

CPU温度・高負荷状態(対策後)

 前より高い気温で、エンコードと同時に動画再生までやったのですが、温度はこのぐらいに納まってます。エンコード単体だと60度強がピークでした。

CPU温度・アイドル状態(対策後)

 エンコードが終わると、一瞬で40度台後半に落ちて、以後1分程度でこのくらいに安定しました。

 ブラウザやPhotoshopを起動したぐらいでは、ほとんど温度は変わりません。

 ちょっとの出費で、ずいぶん安心を買えたようです。

 最初の起動時になぜか「New CPU is installed」と出たのですが、その後は順調です。

 節電の夏、エアコンを使わなくても安定動作できそうです。

2012年7月 1日 23:45 カテゴリー:雑記

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